布団大好き!

日記や所感など

Learn as Breathe

情動が揮発性なので、ほとんどのことは基本的にすぐどうでもよくなるし、自分の日記とか読み直しても「へえ、こんなこと思ってたんだ。面白いな」と他人事みたいな感想を抱いてしまう。だから私は誰得みたいなエントリを不定期に生んでいる。いつか振り返った時に面白いからね。

 

今日は学ぶことについて最近思ったことを書きます。

学びは形態も目的も様々あって、色んな人が色んな意味でこの言葉を使っているけれど、私は今日この言葉を少し広い意味で使っていると思います。

たとえば、レポートやニュース記事を読んだり、あるいは教材を使って勉強したりすることはわかりやすく「学び」です。学生の頃からそれはずっとみんなと同じように(同程度以下?)やってきていたし、仕事柄それはこれからもずっとしていかなければいけないと思います、今度は人並み以上に。ぴえんぱおん。

けれど、学びってそれだけじゃないですよね。何気なく日常を過ごして、あるいは研修を受けたり業務にあたったりして、人の営みを見ていると、色々気付いて考えることがある。日々思考しながら自分の感覚から得られた情報を受容する、そうやって新たな気付きを得ることもまた学びだよなって。そんなの当たり前っちゃ当たり前なんですけど、最近強くそれを思う。

お前もnew work/life style with/after COVID19の話かよって言われそうだけど許してね。私はコロナの影響で研修がフルリモートになって、でも当初オンサイト前提で計画していたスコープを全部キープした研修を受けました(受けています)。運営の方々のご尽力のお陰で研修の体験はオンサイトと遜色ないどころか、オンラインだとこんなことがいいよね!って発見も多数ありました。運営側も、これ来年から研修全部オンサイトでやらなくてもよくない?ってなっちゃいそうだねなんて意見も出ていたりして。私も確かにそう思います。

でも、やっぱりオンラインだと何か足りないって思うこともあって。この「何か足りない」というふわっとした不満って、実は大きな気付きの入り口だったりするんですよね。「何か足りない」の「何か」って何? リアルタイムで顔が見られる、声が聞ける、同じコンテンツを体験しているという事実を共有している。確かに体は離れているけど、オンサイトにいたって体が触れ合うことはめったにない。だからオンサイトと同じ感覚を持っていてもおかしくないはずなのに、何か違う。何か足りない。それはどうして? それを解明できたら、解決のアプローチが取れるから、現状を改革できるよね。

結局この「何か」って何?っていう答えはまだ出ていないんだけどね。

あと、「研修やWSはオンラインでも成立する」ということが分かった時に、じゃあオンサイトじゃないとできないことって何だろう?っていう疑問が浮上するよね。五感に訴えかけるものとか、空気を共有するものとか、そういうものはオンサイトじゃなきゃできない。じゃあ、これからはせっかくオンサイトでやるならそういうコンテンツを中心にしましょうみたいになるかもしれない。

空気って言葉が今出てきたけど、オンラインMTGなんかだと「空気が読めない」「空気感がわからない」なんて声が出たりする。そうすると「じゃあそもそも空気って何?」「そもそも空気って読む必要ある?」っていう問題提起ができる。

こんな風に、感度が高いと現状に対して気付きや疑問を抱くことができるし、常に考えることをやめなければそれに対して更に深堀りする問いを投げかけることができる。そうすれば現状をアップデートするアイデアやソリューション(笑)が出てくる。身の回りの小さな世界を変革していくくらいのことは案外誰でもできたりするのかなって思います。

それこそがLearn as Breatheなのかなって思います。いや、Think as Breatheなのかな。でもThinkとLearnって紙一重なところもあるから、いいよね?

 

そういうことを最近考えていました。以上です。