元旦

 

2019年を迎えた瞬間私は浦和にある叔父の家の台所にいました。叔父の家を辞去して千葉県に向かう高速道路に乗った所から目まぐるしい2019年元旦の話が始まります。

「ねえ、このまま館山まで行かない?」

ハンドルを握りながらそう呟いた母の言葉に閉じかけていた目を見開きました。館山といえば房総半島の先端も先端です。私の家は浦和から1時間もあれば帰れる場所にあるので、館山は近くもなんともありません。

正気かよ、という言葉をぐっと飲みこんで適当に返事をして寝て起きたら暗くて寒い所にいました。暖かくて明るい2019年の輝かしい幕開けです。

母は本当に館山まで運転し、目的地である洲崎神社に到着したところで残り少ないガソリンを心配してエンジンを切って車中泊を決め込んだのです。寒い。とにかく寒い。車中泊の用意なんてしていないからカイロもないし、そもそも泊まる予定などなかったわけですから歯ブラシも洗顔料も持ってきていません。生活習慣に対するこだわりが異様に強く潔癖気味である私はこの時点で気が狂いそうでした。暖かく明るい2019年の輝かしい幕開けです。

夜が明けてからクソ寒い中洲崎神社にお参りし、なんとか給油して安房神社に参拝し、帰宅したのは昼前でした。歯磨きとクレンジングを2回繰り返してやっと落ち着いたといった感じですがせっかくの機会だったので洲崎神社安房神社について記録しておこうと思います。

 

洲崎神社

小さい神社。活気はあまりない。海のすぐそばの山の上にお社がある。祀られているのは鏡。鏡に写る海を祀っているのかと推測したが、正解は不明。

 

安房神社

地元の人で賑わっていて穏やかな雰囲気。空気が澄んでいて木の皺や枝の先のような細かい情報までビシビシ目に飛び込んでくる。

木の裏に回ったら根が細かく枝分かれしていて折り重なる人々の地獄絵図のように見えて怖かった。賑わいのある区画から離れた片隅のその周りだけ空気が冷たくて怖かった。

 

洲崎神社安房神社もパワーを感じたけども怖くてまた行きたいとはあまり思わない。伏見稲荷もまたそんな感じだった。エンターテインメントとしての神社を楽しむ気持ちはないのにパワーのある神社もまた苦手です。

 

2019年の目標は体を作ることです。余分な肉をそぎ落とし、私を支える筋肉をしなやかに形作る。人生も、余分なものはそぎ落とし、自分が何を大切にしたいのかしっかり見極めようと思います。