なぜ踊るのか
この記事は15分で書き上げる。
なぜ踊るのか。これは私がずっと考えていることです。最近本当にバレエやめたい。1日15回くらいバレエやめたいって本気で思っています。多分もう後戻りができないから。どれだけやめたいと思っても言っても私にはもう死ぬ気で頑張る以外の道がないのです。
くるみの雪の精の振付が終わり、お菓子の配役も発表されました。スペインです。
マジ?
本当に専科で発表会出ちゃうわけ?
なぜ踊るのか。なぜ身の丈に合った大人クラスではなく、専科なのか。
お金と時間かけて自分からストレス引き受けに行ってそれでいて報われることもない、のに、なぜ私はバレエをやっているのか。本当にやめたい。ステージの上で一人倒れたらどうしよう。周りの目が怖い。どうして下手なのにこのクラスにいるんだって絶対思われてる。
そう思われながら泣きながらでもやる覚悟を持って飛び込んだけど、今はもうなんでそんな気持ちになったのか分からないしただただ逃げ出したい。
ただ、もう一度あの時をやり直しても同じ選択をしてしまうとは思う、。
はっきり言って病気でしょ。地獄に向かってダッシュで飛び込むのと一緒。崖の上のポニョじゃなくて崖の下のポニョ。ほんとに。
ステージの上で光を浴びる感覚を忘れられなかったとか、バレエを辞めなかったルートに戻りたいとか、自分の失敗を回収したいとか、踊ってて楽しいとか、大人クラスが嫌だとか、なんか色々理由はあるけど、どれも十分条件にならなくて、どれも違って、私の現状を肯定してくれるものは何もありません。無。Null。
怪我でもして踊れないからだになったら踊れなくてもだれからも責められないよね、とか。
周りの人みんなから軽蔑される覚悟で逃げ出す選択肢だってあるよね、とか。
逃げ道だっていくらでも思いつくけど、どれを選んでも、どこへも行けなくて。でも目の前に道があるわけでもなくて。泥の中を奥深くに進んでいるのか前に進んでいるのかもわからないまま藻掻くしかない。藻掻いてもう精いっぱいになっていてもだからといって許されるわけじゃないけど、死ねって言われるまではいかないかな、とか。
もう道がないです。逃げ道もない。退路を断つのが好きなんですけど、今までの人生で経験した行き止まりなんてなんも行き止まりじゃなかったよなと思った。
オチはないです。結局この記事は10分で書きました。