バレエ

 

今日のレッスンで先生が語っていたことに心の底から共感したので、記憶が新しいうちに書いておきます。

 

 

足が痛い、足の形がバレエ向きじゃない、股関節が閉じてる、そういうのは関係ない。それを言い訳にした時点で終わり、何も成長がない。お客さんには関係ない。美しくなりたかったら努力するしかない。周りの子の方が骨格が良くて羨ましいと思ってもそれは努力によってカバーするしかない。毎回毎回自分の体と向き合ってここがダメ、ここが違うと意識してやって積み重ねていって初めて改善する。

そういうのは嫌でただ楽しいだけのバレエをやりたいんだったらそれでいい。頑張って本物の踊りをするかただ何となく踊るのか、道は2つしかない。本物になりたいなら努力しなきゃいけない。

踊っても踊っても満足することがなくて辛い練習ばかりで、バレエなんて楽しくない時間が99%くらいある。それでも残り1%、レッスンで体が上手く動いた、舞台で拍手を浴びた、そういう時の喜びを知ってしまったら、もう戻れない。努力するしかない。だからバレエが好きな人はみんな馬鹿だ。こんな辛いことをたった一瞬の歓びのために耐えるなんて正気の沙汰じゃない。それでも、あの歓びを知ってしまったら、もう戻れない。だから努力するしかない。

 

 

これは私が日々考えていることそのものだ。たった一瞬、ほんの一瞬の快感のために、足の皮がむけて爪が変色して泣きそうなくらい痛い思いをしてやっている。莫大なお金と時間を捧げている。一度でもステージに立ったらもう忘れられない。スポットライトに焼かれて熱くなる感覚、そのために私はこうして踊っている。それがバレエなのだ、と先生は言った。許された気がした。私は確かに、バレエをやっているのだ。バレエが好きなのだ。狂おしいほど好きで狂おしいほど苦しくて身が千切れそうになっても離れられないのだ。

明日も私は足の皮をむいて踊る。