布団大好き!

日記や所感など

決まってるじゃないか、愛の話だよ

 

大学の友人にはあまり知られていない話ですが私はアニメが好きです。アニメオタクを自称するほど見てはいないし2016年以降はまったくと言っていいほど分からないのですが、アニメにまったく関心がない人からすれば十分アニメオタクと言われるであろう、そういうゾーンのアニメ好きです。

そんな私が一番好きなアニメは幾原邦彦監督の「輪るピングドラム」(全24話)。輪ると書いてまわると読みます。

これがまた私のような厄介なオタクを惹きつけてやまない難解なアニメで、2周目以降が本番といった感じで考察サイトをチラ見しないと話の構造がよく分からない。私はこういう難解さにたまらなく弱く、3周したあと好きな話をピンポイントで何回も見ています。完全にオタクです。

以下ネタバレを含むのですがこの物語の構造です。高倉3兄妹の話があり、夏目家の話、荻野目家の話、そして荻野目桃果に命を救われた2人の話というのがあるわけです。作中の時点と17年前という2つの時間軸がある。

そして、有名な事件をモチーフにしているだけにそこがフォーカスされがちなのですが、これは愛の話なんですよね。親から愛されなかった子供たちが他の誰かから愛されることによって生かされていく。その生を、つまりは愛を、別の誰かに与えることによってその誰かを生かしていく。愛が巡り巡って最初に愛を分け与えた人間を救う。愛が巡る輪、つまりは輪るピングドラムです。

これは2クールアニメで24話あり、単発アニメの中ではそれなりに長い方ではあります。しかし密度が高いので24話分以上の情報量がある。本当は36話にするはずだったということをどこかで見かけましたが、さもありなんという感じです。

このように情報量の多い難解アニメが好きな私が愛してやまないアニメのひとつが「魔法少女まどか☆マギカ」、知らぬ人はいないまどマギです。

これはすごい。12話であの情報量、あの世界観という作りの細やかさが違う。惚れるほかありません。輪るピングドラムの半分の時間でありながらほぼ同量の世界観とエモーションが入っていてすごい。

もちろん主たる登場人物が少ないとか時間軸が1つとかそういう違いはありますがまどマギの情報密度の高さには本当に惚れるしかありません。同じような言葉を2回も使ってしまうくらい好きなのです。

このように情報密度の高いアニメが好きなので、これからもマイペースでアニメ好きとしてやっていきたいと思います。

 

という、文字密度の高い記事でした。おしまい。